
「ディスポーザーのデメリットが知りたい」
「ディスポーザーはどのくらいの頻度でメンテナンスが必要なのか」
ディスポーザーを利用している方や、導入しようか悩んでいる方の中には、このように感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ディスポーザーのデメリットやメリット、後悔することなく使うためのポイントをご紹介します。
本記事のポイント
・ディスポーザーのデメリットがわかる
ディスポーザーを利用するか悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
ディスポーザーとは?
最初に、ディスポーザーとは何か、使い方などについてご紹介します。
ディスポーザーとは、キッチンシンクの排水口部分に設置されている機械のことであり、主に生ゴミを細かく粉砕して排水管へと流す役割を担っています。
使い方は、投入口に生ゴミを入れて水道水を流しながら、スイッチを入れるのみです。
生ゴミは粉砕した後に排水管へ流れるため、自身で処理をする手間がありません。
ディスポーザーのデメリット3選
続いて、ディスポーザーのデメリットを3つご紹介します。
ディスポーザーのデメリット
1, 導入や維持管理のためにお金がかかる
2, 定期的なメンテナンスが必要
3, 利用する際に分別が必要
デメリットを理解して、導入した後も問題なく利用できるか、検討しましょう。
① 導入や維持管理のためにお金がかかる
ディスポーザーのデメリットの1つ目は「導入や維持管理のためにお金がかかること」です。
ディスポーザーの購入や設置などの初期費用が必要となり、新築の場合は30万円、後付けの場合は40万円程度の費用がかかります。
また、設置後の利用についても、月に数百円〜1,000円ほどの電気代や水道代が発生します。
後付けをした場合は、設置前よりも水道光熱費が高くなるでしょう。
② 定期的なメンテナンスが必要
2つ目は「定期的なメンテナンスが必要であること」です。
ディスポーザーを利用する際は、週に一度のメンテナンスが必須です。
氷やクエン酸を使った掃除によって、綺麗な状態を保たないと悪臭の原因となります。
また、パッキンなどの部品は消耗品のため、5年〜10年に一度交換が必要です。
不具合が発生した場合は、専門業者によるメンテナンスを依頼するか、あるいはディスポーザーの交換が必要となる可能性もあります。
③ 利用する際に分別が必要
3つ目は「利用する際に分別が必要なこと」です。
ディスポーザーでは、多くの生ごみを粉砕して処理することができますが、すべての生ゴミを処理できるわけではありません。
とうもろこしのような繊維質の硬いものや大きな貝殻、大量のお米などは別で処理をする必要があります。
間違って投入してしまうと、詰まりや噛み込みを起こし、故障につながります。
また、熱湯や多量の油なども、ディスポーザーには投入できません。
使用する際に分別をしなければならない点を理解しておき、取扱説明書で投入できないものを確認しましょう。
ディスポーザーのメリット3選
次は、ディスポーザーのメリットについて、以下の3つをご紹介します。
ディスポーザーのメリット
1,生ゴミの処理が手軽になる
2,悪臭や害虫発生の予防になる
3,環境への負荷軽減になる
ディスポーザーの設置によるメリットで、従来の家事負担を、軽減させられるでしょう。
① 生ゴミの処理が手軽になる
ディスポーザーのメリットの1つ目は「生ゴミの処理が手軽になること」です。
投入した生ゴミは自身でゴミ出しをする手間がなくなるため、導入前よりもゴミの処分が簡単になります。
また、生ゴミを捨てるための三角コーナーを用意する必要もないため、シンクのスペースを広く清潔に利用できるようにもなります。
ゴミ出しの頻度のほか、ゴミ自体の重量が減るため、ゴミ出しの負担が減らせるのは魅力的です。
② 悪臭や害虫発生の予防になる
2つ目は「悪臭や害虫発生の予防になること」です。
ディスポーザーが無い場合、生ゴミをまとめてもゴミ出しの日まで家のどこかに置いておく必要があります。
生ゴミを室内に置いておくことが原因で、虫や悪臭に悩んだ経験がある方も多いでしょう。
しかし、ディスポーザーはその場でゴミを処分して流すため、虫や悪臭を防げます。
すぐに生ゴミを処分することで、衛生的なキッチンを保てるようになるのは、嬉しいポイントです。
③ 環境への負荷軽減になる
3つ目は「環境への負荷軽減になること」です。
生ゴミは通常のゴミよりも水分を大量に含んでおり、可燃ゴミとして出すと焼却のために大量のエネルギーが必要です。
ディスポーザーを利用した場合は電力で粉砕して下水に流すため、可燃ゴミとして焼却するよりも、少ないエネルギーで処理ができます。
ゴミを処分する手間が減るだけでなく、ディスポーザーの利用によって環境へも配慮ができるのはメリットとなります。
ディスポーザーで後悔しないために知っておくべきこと
ここからは、ディスポーザーで後悔しないために知っておくべきことを解説します。
ディスポーザーで後悔しないために知っておくべきこと
1,故障リスクや耐用年数について
2,ディスポーザーの危険性について
3,ディスポーザーの手入れ方法について
ディスポーザーを導入してから後悔しないためにも、ぜひご確認ください。
① 故障リスクや耐用年数について
ディスポーザーで後悔しないために知っておくべきことの1つ目は「故障リスクや耐用年数について」です。
ディスポーザーは機械であるため、使用するうえで故障する可能性があります。
投入してはいけない生ゴミや熱湯などを流すと、噛み込みやパッキンなどのパーツの劣化が起こり、故障につながります。
また、ディスポーザーの耐用年数は7〜10年となっており、パーツによっては5年を経過した段階から交換が必要です。
メーカー保証は耐用年数に応じて設定されている場合がほとんどですが、7年を過ぎると部品の保有期間が過ぎて、修理が難しくなる可能性があります。
② ディスポーザーの危険性について
2つ目は「ディスポーザーの危険性について」です。
ディスポーザーは機械の内部に刃が付いており、危険なのではないかと不安を感じている方もいるでしょう。
基本的には蓋が閉じた状態で運転をするため、刃が動いている時に触れることはありません。
もし運転中に蓋を開けても、自動で止まる機能が付いている機種であれば、安心して利用できます。
ただし、掃除をする際は安全のために、必ず電源を切ってから行いましょう。
また、小さなお子様が勝手に触れてしまわないように注意が必要です。
③ ディスポーザーの手入れ方法について
3つ目は「ディスポーザーの手入れ方法について」です。
ディスポーザーはこまめな掃除をしないと、悪臭やぬめりが発生します。
清潔な状態を保つためには、日々のお手入れが大切です。
例えば毎日使用した後には、氷を入れて粉砕させる、臭いが気になる時は週に一度クエン酸で除去するといった方法があります。
お手入れをする際の注意点は、ディスポーザーには中性洗剤以外の洗剤を流してはいけない点です。
カビの発生を抑制させるための塩素系漂白剤などは、使用できません。
ディスポーザーを導入しない場合の代替案
最後に、ディスポーザーを導入しない場合の代替案をご紹介します。
ディスポーザーが設置できないなど導入はしないが、生ゴミの処理を機械で行いたい方は、家庭用生ごみ処理機を検討しましょう。
生ごみ処理機は生ゴミを乾燥させてから処理をする乾燥式と、微生物によって分解させるバイオ式の2つがあります。
狭いキッチンでも置けるタイプが多いため、ディスポーザーを設置できない場合は、家庭用の生ごみ処理機がおすすめです。
まとめ
いかがでしたしょうか。
今回は、ディスポーザーのデメリット・メリットのほか、後悔しないためのポイントについてご紹介しました。
生ゴミの処分をする手間がかからず、環境にも優しいディスポーザーですが、設置や維持にはお金がかかるほか、利用する時には分別が必要です。
また、こまめなお手入れはもちろん、7〜10年のタイミングで交換や修理が必要になります。
ディスポーザーのデメリット・メリットを知ったうえで、自身に合った機能を持った製品をご検討ください。