「風呂場の詰まりは重曹で解消できる?」
「重曹を使用して風呂場の詰まりを解消する方法について理解したい」
風呂場の詰まりに遭遇した方の中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか。
風呂場の排水口の詰まりは、ブラシやスポンジなどで解消できる場合もありますが、より重度の詰まりは重曹などを使用する必要がある場合もあります。
そこで今回は、風呂場の詰まりについて、重曹やクエン酸を使用して解消する方法や手順、実際に使用する際の注意点をご紹介します。
また、鹿児島水道サービスでは、風呂場やトイレなどの水まわりのトラブルにいつでも対応しています。
鹿児島エリアの家庭内で水まわりのトラブルに遭遇した際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
風呂の詰まりについては「【緊急】風呂が詰まった際の対処法を解説!水が流れない原因や対策もプロが解説!」にて解説しているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
風呂場の詰まりに有効な重曹とは?
次に、風呂場の詰まりに有効な「重曹」についてご紹介します。
重曹とは、正式名称で炭酸水素ナトリウムと呼ばれるものであり、以下のような特徴があります。
重曹の特徴
・弱アルカリ性
・消臭効果あり
排水口の詰まりの原因となる皮脂や石鹸のカスは酸性であるため、重曹を流し込むことで効果を発揮する仕組みになっています。
重曹は、人体でも生成される成分であるため、特別人体に害はありませんが、長時間触れると肌荒れを起こす可能性もあるため、使用する際は手袋などを着けることをオススメします。
重曹と一緒に使用するクエン酸とは?
次に、クエン酸についてご紹介します。
クエン酸は、重曹とは逆で、弱酸性という特徴を持っています。
そのため、重曹で解消できないような水垢や金属石鹸などの成分を分解する働きを持ちます。
また、重曹と組み合わせることで発泡 / 膨張効果もあるので、組み合わせて使用することをオススメします。
重曹とクエン酸を組み合わせて使用する際は、比率を1:2程度にすると良いでしょう。
風呂場の詰まりに重曹を使用する際の手順
本項目では、重曹(+ クエン酸)を使用して風呂場の詰まりを解消する手順について、以下の6つのステップに分けてご紹介します。
重曹(+ クエン酸)を使用して風呂場の詰まりを解消する手順
1, 排水口の部品を取り外す
2, 大きめのゴミや髪の毛を取り除く
3, 排水口内部と周辺に重曹とクエン酸をふりかける
4, お湯をゆっくりと流す
5, 数十分放置する
6, お湯で重曹とクエン酸を流す
① 排水口の部品を取り外す
重曹を使用して風呂場の詰まりを解消する手順の1つ目は「排水口の部品を取り外すこと」です。
風呂場の排水口は、いくつかの部品によって構成されており、詰まりを解消する際や掃除を行う際には部品を取り外す必要があります。
まずは部品を取り外し、排水口とは別で掃除しておくと良いでしょう。
② 大きめのゴミや髪の毛を取り除く
2つ目は「大きめのゴミや髪の毛を取り除くこと」です。
排水口の部品を取り外したら、排水口内部に溜まっている大きめのゴミや髪の毛を取り除きます。
詰まりの主な原因となる大きめのゴミや髪の毛を事前に取り除いておくことで、重曹とクエン酸の効果を高めることができます。
手やブラシなどのアイテムを使用して、可能な限り多くのゴミや髪の毛を取り除くことをオススメします。
③ 排水口内部と周辺に重曹とクエン酸をふりかける
3つ目は「排水口内部と周辺に重曹とクエン酸をふりかけること」です。
大きめのゴミや髪の毛を取り除いたら、排水口内部と周辺に重曹とクエン酸をふりかけます。
適量の重曹を排水口内部に入れ、その上からクエン酸を加えてください。
前述したように、一般的な配合比は、重曹2に対してクエン酸1程度で調整すると良いでしょう。
重曹とクエン酸を振りかける際は、排水口内部で混ざり合うようにし、詰まりの原因となる汚れに直接触れるようにふりかけます。
④ お湯をゆっくりと流す
重曹とクエン酸をふりかけたら、お湯をゆっくりと流します。
お湯を流すことで、重曹とクエン酸が溶け出し、徐々にゴミや汚れを浮かせる効果が出てきます。
ただし、勢いよく流すと重曹とクエン酸が流れ出てしまうので、ゆっくりと少量ずつ流すようにしてください。
お湯は、重曹とクエン酸が完全に溶けるまで流し続けます。
⑤ 数十分放置する
5つ目は「数十分放置すること」です。
お湯を流したら、数十分間放置します。
この間に、重曹とクエン酸が汚れを浮かせ、詰まりを解消する働きをしてくれます。
放置時間は、詰まりの程度によって異なりますが、一般的には30分から45分程度が目安です。
⑥ お湯で重曹とクエン酸を流す
6つ目は「お湯で重曹とクエン酸を流すこと」です。
30分から45分程度の時間が経ったら、再度お湯を流して、重曹とクエン酸を洗い流します。
お湯を勢いよく流すことで、浮かび上がった汚れや詰まりの原因を排水口からしっかりと流し出すことができるでしょう。
お湯は、排水口内部が完全に綺麗になるまで、十分に流してください。
最後に、取り外した排水口の部品を元通りに取り付けて、作業は完了です。
重曹やクエン酸を使用しても一度で詰まりが解消されない場合は、何度か同じ作業を繰り返すことで、徐々に詰まりが緩和されていくでしょう。
ただし、重曹とクエン酸を使用しても詰まりが全く解消されない場合は、その他の方法を試すか、水道業者に依頼する必要があるでしょう。
重曹とクエン酸を使用する際の注意点
最後に、重曹とクエン酸を使用する際の注意点について、以下の4つをご紹介します。
重曹とクエン酸を使用する際の注意点
1, 適切な配合比を守る
2, 手や皮膚に触れないようにする
3, 他の洗浄剤との混合は避ける
4, 過剰な使用は避ける
① 適切な配合比を守る
重曹とクエン酸を使用する際の注意点の1つ目は「適切な配合比を守ること」です。
重曹とクエン酸は、それぞれ適切な割合で使用しなければ、期待通りの効果を得ることができません。
本記事でもご紹介した通り、比率は2(重曹):1(クエン酸)で使用することをオススメします。
② 手や皮膚に触れないようにする
2つ目は「手や皮膚に触れないようにすること」です。
重曹とクエン酸を使用する際は、手や皮膚に直接触れないように注意することが重要です。
重曹とクエン酸は、それぞれ単独では比較的安全な物質ですが、混ぜ合わせることで化学反応が起こり、肌などに触れると炎症を引き起こす可能性があります。
手袋を着用するなどして、直接触れることを避け、万が一触れてしまった場合は、すぐに水で洗い流すようにしてください。
③ 他の洗浄剤との混合は避ける
3つ目は「他の洗浄剤との混合は避けること」です。
重曹とクエン酸を使用する際は、他の洗浄剤との混合は避けてください。
重曹とクエン酸は、酸とアルカリの反応を利用した洗浄剤ですが、他の洗浄剤と混ぜると、予期しない化学反応が起こる可能性があります。
特に、塩素系の漂白剤や酸性の洗浄剤と混ぜると、有害なガスが発生する恐れもあり、非常に危険です。
重曹とクエン酸は、それぞれ単独で使用するか、安全が認められている専用の洗浄剤と組み合わせるようにしてください。
④ 過剰な使用は避ける
4つ目は「過剰な使用は避けること」です。
重曹とクエン酸を使用する際は、必要以上に使用しても、洗浄力が上がるわけではなく、過剰な使用は避ける必要があります。
むしろ、過剰な使用は、洗浄対象の材質を傷めたり、排水口や配管を痛める原因となります。
使用量は、汚れの程度に応じて調整し、適量を心がけるようにしてください。
風呂場の詰まりのご相談は、鹿児島水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、重曹を使用して風呂場の詰まりを解消する方法について、具体的な手順や注意点をご紹介しました。
重曹は、風呂場だけでなく、キッチンなどの汚れを落とす薬品としても活用することができます。
風呂場で詰まりを防ぐという意味でも、定期的な掃除の際に使用することをオススメします。
また、鹿児島水道サービスでも、風呂場の詰まり解消をサポートしています。
その他水漏れや機器の故障などにも対応しているので、家庭で水まわりのトラブルに遭遇した場合はぜひお気軽にお問い合わせください。