「食洗機から水が漏れてきてびっくりした…」
「自分で直せるのか、それとも修理を呼んだほうがいいのか分からない」
そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、食洗機の水漏れはドアパッキンの劣化やホースの緩み、フィルターの詰まりなど、さまざまな原因で起こります。
原因によっては自分で対処できる場合もありますが、放置すると内部の故障や漏電につながる恐れもあるため注意が必要です。
だからこそ、トラブルの原因を正しく把握し、早めに対処することが大切です。
本記事では、食洗機の水漏れについて以下の点を中心に詳しく解説します。
・食洗機から水漏れする主な原因
・自分でできる応急処置や対処法
・修理や交換を業者に依頼すべきタイミング
食洗機の水漏れでお困りの方や、安全に使い続けたい方は、ご参考いただけますと幸いです。
食洗機から水漏れする主な原因とは?
まず、食洗器から水漏れする主な原因をご紹介します。
食洗機から水漏れする主な原因
1.ドアパッキンの劣化や汚れによる密閉不良
2.給水ホースや排水ホースの緩み・ひび割れ
3.フィルターや排水口の詰まりが影響しているケース
①ドアパッキンの劣化や汚れによる密閉不良
ドアのパッキン部分は食洗機の密閉性を保つために非常に重要なパーツです。
使用を重ねるうちに油汚れや食べカス、洗剤の残留物がこびりつき、弾力性が失われると、水漏れを起こす原因になります。
パッキンが硬くなったり、ひび割れが見られる場合は交換のサインです。
また、ドアを閉める際に異物が挟まっていると、わずかな隙間からでも水が漏れ出します。
清掃の際は、中性洗剤を含ませた柔らかい布でやさしく拭き取り、しっかり乾燥させましょう。
定期的に点検を行い、劣化が見られたら早めに交換することがトラブル防止につながります。
②給水ホースや排水ホースの緩み・ひび割れ
食洗機と水道をつなぐホースは、長年の使用で緩みや劣化が生じやすい部分です。
特に、ホースの接続部は振動や圧力の影響で徐々にゆるみ、そこから水がにじみ出ることがあります。
ひび割れや変色が見られる場合は、新しいホースへの交換を検討する必要があります。
ホースは見た目以上に消耗する部品であり、数年ごとに点検するのが理想です。
締め直す際は、工具を使いすぎて破損させないよう注意しましょう。
また、接続部分にテープやシーリングを施すことで、一時的に漏れを防げる場合もありますが、根本的な解決には交換が最も確実です。
③フィルターや排水口の詰まりが影響しているケース
フィルターや排水口の詰まりは、食洗機の水漏れを引き起こす代表的なトラブルです。
洗い物の際に食べカスや油分が残っていると、排水経路に汚れがたまり、水がスムーズに流れなくなり、漏れ出してしまうことがあります。
定期的にフィルターを取り外し、歯ブラシなどで汚れをかき出すと効果的です。
また、重曹やクエン酸を使うことで、嫌なニオイの発生も防げます。
フィルター掃除は週に一度を目安に行うことで、詰まりを未然に防ぎ、機器を長持ちさせることができます。
自分でできる食洗機の水漏れ対処法
次に、自分でできる食洗器の水漏れ対処法をご紹介します。
自分でできる食洗機の水漏れ対処法
1.ゴムパッキンの掃除や正しい装着を確認する
2.ホースの接続部分をしっかり締め直す
3.排水フィルターや受け皿の汚れを丁寧に除去する
4.水漏れ箇所を一時的に止める応急処置を行う
①ゴムパッキンの掃除や正しい装着を確認する
ゴムパッキンは密閉を保つための要となる部分です。
汚れが固着していると、どれだけ強くドアを閉めても完全に密閉できません。
中性洗剤でやさしく洗い、乾燥させてから元の位置に正しく装着することが重要です。
位置がずれていると、わずかな隙間から水が漏れることがあります。
清掃後は柔らかさを保つためにシリコンスプレーを少量使うのも効果的です。
②ホースの接続部分をしっかり締め直す
給水ホースや排水ホースは、長期間の使用で接続部がゆるむことがあります。
軽く手で触れて動くようであれば、しっかり締め直しましょう。
ただし、強く締めすぎると破損の原因になるため、適度な力で固定します。
ホース自体に傷や変色が見られる場合は、交換が必要です。
新品への交換で再発を防げます。
③排水フィルターや受け皿の汚れを丁寧に除去する
排水フィルターや受け皿に汚れが溜まると、水の流れが悪くなり、内部に水がたまりやすくなります。
その状態で運転を続けると、水漏れにつながるため注意が必要です。
取り外してぬるま湯で洗い、目詰まりを取り除きましょう。
清潔に保つことで、ニオイやカビの発生も防げます。
④水漏れ箇所を一時的に止める応急処置を行う
業者を呼ぶまでの間にできる応急処置も覚えておくと安心です。
まずは電源を切り、止水栓を閉めて水の供給を止めます。
漏れている箇所にはタオルを当てて水を吸収し、床が濡れないようにしましょう。
応急処置を施すことで被害の拡大を防げます。
食洗機の水漏れが改善しないときの確認ポイント
次に、食洗機の水漏れが改善しないときの確認ポイントをご紹介します。
1.本体内部の部品やセンサーの故障の可能性
2.設置面の傾きや排水経路の不具合
3.異音やエラー表示がある場合は要注意
①本体内部の部品やセンサーの故障の可能性
確認したいのは、本体内部の部品やセンサーの故障です。
長年使用していると、湿気や経年劣化によってセンサーが誤作動を起こすことがあります。
また、こちらの内部の電子部品は繊細なため、素人が分解するとさらに故障を悪化させる恐れがあります。
②設置面の傾きや排水経路の不具合
設置面の傾きや排水経路の不具合も見逃せません。
床のわずかな傾きが原因で、水が片側に偏り、内部に溜まってしまうことがあります。
また、排水ホースの高さや曲がりが不適切な場合も、水漏れの原因になるため注意が必要です。
③異音やエラー表示がある場合は要注意
運転中に異音やエラー表示が出る場合は、内部で異常が発生しているサインです。
ポンプの詰まりやセンサーの故障、基板の不具合など、内部トラブルの可能性があります。
このような症状が続く場合は、自分で無理に修理せず、早めに専門業者へ相談しましょう。
食洗機の水漏れを防ぐための正しいメンテナンス
次に、食洗機の水漏れを防ぐための正しいメンテナンス方法をご紹介します。
食洗機の水漏れを防ぐための正しいメンテナンス
1.週に一度のフィルター清掃で詰まりを防ぐ
2.使用後はドアパッキンを乾いた布で拭く習慣を
3.年に一度は専門業者に点検を依頼するのが安心
①週に一度のフィルター清掃で詰まりを防ぐ
フィルターに溜まった食べカスや油汚れを放置すると、水の流れが悪くなり内部の圧力が上がって水漏れの原因になります。
週に一度を目安に、フィルターを取り外してぬるま湯で丁寧に洗浄しましょう。
定期的な清掃を習慣化することで、排水詰まりを防ぎ、食洗機の性能を長く維持できます。
②使用後はドアパッキンを乾いた布で拭く習慣を
ドアのパッキン部分は湿気がこもりやすく、カビや劣化の原因になりやすい場所です。
使用後に乾いた布で軽く拭くだけでも、密閉性の低下やゴムのひび割れを防ぐことができます。
拭き取りを毎回の使用後に行うことで、衛生的に保てるだけでなく、見えない水漏れのリスクも軽減されます。
③年に一度は専門業者に点検を依頼するのが安心
ホースや内部部品の劣化は、外からでは気づきにくいものです。
年に一度は専門業者に点検を依頼し、ホースの緩みや接続部分の亀裂、センサーの異常などをチェックしてもらいましょう。
日常的なメンテナンスと定期点検を両立させることで、思わぬ故障を防ぎ、安心して長く使い続けることができます。
食洗機の水漏れトラブルは鹿児島水道サービスへ
ここまで、食洗機から水漏れが起こる主な原因や、自分でできる対処法、修理を依頼すべきタイミングについてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。
- 食洗機の水漏れは、ドアパッキンの劣化やホースの緩み、フィルターの詰まりが原因となることが多い
- 軽度な水漏れは自分で対処できる場合もあるが、放置すると内部故障や漏電のリスクが高まる
- 修理や部品交換が必要なときは、専門業者に相談することで安全かつ確実に解決できる
これらのポイントを押さえておくことで、突然の水漏れにも落ち着いて対応でき、食洗機を長く安心して使い続けることができます。
鹿児島水道サービスでは、食洗機の水漏れ点検や修理、部品交換など丁寧に対応しています。
まずはお気軽に鹿児島水道サービスへご相談ください。

