
「屋外の水道管から水漏れしているかもしれない」
「屋外の水道管の水漏れはどう修理すればいいの?」
庭や駐車場、外壁付近など、屋外の水道管からの水漏れに悩む方も多いのではないでしょうか。
屋外の水道管は、地中に埋まっていたり露出していたりするため、劣化や環境の影響を受けやすく、水漏れの原因も多岐にわたります。
本記事では、屋外の水道管の水漏れについて、主な原因や修理方法、修理費用の目安、さらには水漏れを未然に防ぐための対策について詳しく解説します。
屋外の水道管の水漏れとは?
まずはじめに、屋外で発生する水道管の水漏れについて詳しく解説します。
屋外の水道管は、家庭内の配管と違い、雨風や気温変化の影響を直接受けるため、劣化や破損が起こりやすいのが特徴です。
水漏れが発生すると、水道料金の増加だけでなく、地盤の沈下や周囲の土壌の湿気による建物への影響も考えられます。
そのため、実際に水漏れに遭遇した際には、早急な対応が求められます。
屋外の水道管で水漏れが発生する原因
次に、屋外の水道管で水漏れが発生する原因について、以下の4つをご紹介します。
1, 凍結や寒冷地での破裂
2, 地震や地盤沈下による損傷
3, 経年劣化やサビによる腐食
4, 接続部分の緩みやパッキンの劣化
① 凍結や寒冷地での破裂
屋外の水道管で水漏れが発生する原因の1つ目は「凍結や寒冷地での破裂」です。
冬場や寒冷地では、水道管内の水が凍結し、膨張することで管が破裂することがあります。
これは、気温が氷点下を下回る地域で頻繁に起こる現象であり、対策を怠ると深刻な水漏れの原因となります。
露出している水道管や、適切な保温処理がされていない給水管が特に影響を受けやすく、屋外の蛇口や散水栓、地下配管なども破裂する可能性があります。
凍結を防ぐためには、断熱材で配管を保護する、凍結防止ヒーターを設置する、水を少しずつ流し続ける などの対策が効果的です。
② 地震や地盤沈下による損傷
2つ目は「地震や地盤沈下による損傷」です。
日本は地震が多い国であり、地震の揺れによって水道管がズレたり破損したりすることがあります。
また、地盤沈下によって配管が歪み、ひび割れが生じることもあります。
これにより、目に見えない場所で水漏れが発生し、気づかないうちに大量の水が漏れてしまう ケースも少なくありません。
特に、埋設されている水道管 は、地震や地盤の変化による影響を受けやすいため、異常がないか定期的に点検することが重要です。
地震後に水道の水圧が低下したり、水道料金が急に高くなったりした場合は、漏水の可能性があるため、早めに専門業者に相談しましょう。
③ 経年劣化やサビによる腐食
3つ目は「経年劣化やサビによる腐食」です。
水道管は、長年使用していると劣化し、サビや腐食が進行して穴が開くことがあります。
特に、金属製の配管(鉄管や銅管) は、サビが発生しやすく、長期間放置すると水漏れの原因になります。
また、プラスチック製の配管であっても、紫外線や温度変化による劣化 によって亀裂が生じることがあります。
特に、日光が直接当たる場所に設置されている水道管は、経年劣化のスピードが速くなるため注意が必要です。
水漏れの予防策としては、定期的な点検や老朽化した水道管の交換 が有効です。
10年以上使用している水道管は、一度業者に点検を依頼し、劣化の状態を確認するとよいでしょう。
④ 接続部分の緩みやパッキンの劣化
4つ目は「接続部分の緩みやパッキンの劣化」です。
屋外の水道管は、蛇口や給水ホース、分岐管などの接続部分が多く、それらのナットの緩みやゴムパッキンの劣化 によって水漏れが発生することがあります。
ゴムパッキンは長年の使用で硬化し、ひび割れや変形を起こすため、接続部から水が漏れやすくなります。
また、気温の変化や水圧の影響でナットが徐々に緩む こともあり、屋外の蛇口や散水ホースの接続部分での水漏れがよく見られます。
このタイプの水漏れは、比較的簡単に修理できることが多く、ナットを締め直す、パッキンを交換する ことで解決できるケースもあります。
しかし、長期間放置すると、接続部全体が劣化してしまい、配管の交換が必要になることもあるため、早めの対応が大切です。
屋外の水道管の水漏れ修理にかかる費用
本章では、屋外の水道管の水漏れ修理にかかる費用についてご紹介します。
屋外の水道管で水漏れが発生した場合、修理にかかる費用は状況によって大きく異なります。
軽度なトラブルであれば数千円程度で修理できることもありますが、埋設された水道管の破損など、大規模な工事が必要な場合は高額になることもあります。
そのため、事前に修理費用の相場を把握し、適正な価格で対応してくれる業者を選ぶことが重要です。
例えば、蛇口周りの水漏れや接続部分のパッキン交換であれば、比較的簡単な作業となるため、費用は5,000円~10,000円程度で済むことが多いです。
一方で、屋外の給水管が破損している場合は、部分的な交換が必要となり、20,000円~50,000円程度の費用がかかることがあります。
さらに、地中に埋まっている水道管が損傷しているケースでは、掘削作業が必要となるため、工事費用を含めると100,000円以上かかることもあるでしょう。
屋外の水道管の水漏れを防ぐための応急処置
最後に、屋外の水道管の水漏れを防ぐための応急処置について、以下の3つをご紹介します。
1, 元栓を閉める
2, 防水テープやパテで一時的に補修
3, 冬場は凍結防止対策をする
① 元栓を閉める
屋外の水道管の水漏れを防ぐための応急処置の1つ目は「元栓を閉めること」です。
屋外の水道管で水漏れを発見したら、まず最初に行うべきことは元栓を閉めることです。
元栓を閉めることで、水の流れを止め、水漏れによる被害を抑えることができます。
元栓の場所は住宅によって異なりますが、一般的には敷地内のメーターボックス内に設置されています。
水道メーターがある場所を確認し、メーターバルブを時計回りに回して元栓を閉めましょう。
ただし、元栓を完全に閉めると、家全体の水の供給が止まるため、他の生活用水の確保が必要になります。
② 防水テープやパテで一時的に補修
2つ目は「防水テープやパテで一時的に補修すること」です。
元栓を閉めた後、できる限り早く修理業者に依頼するのが理想ですが、すぐに対応できない場合は、防水テープや水道補修用のパテを使って一時的に補修することが可能です。
防水テープは水漏れの箇所にしっかりと巻きつけ、パテは漏水部分にしっかり押し付けて固めることで、水漏れを抑えることができます。
これらの補修はあくまで応急処置であり、時間が経つと効果が薄れてくるため、早めに本格的な修理を行うようにしましょう。
③ 冬場は凍結防止対策をする
3つ目は「冬場は凍結防止対策をすること」です。
寒冷地では、水道管が凍結して破裂することを防ぐための対策が重要です。
特に、気温が氷点下になる地域では、屋外の水道管が凍結しやすく、膨張した水が管を押し広げて破裂してしまうことがあります。
このようなトラブルを防ぐために、冬場は水道管を断熱材やタオルで覆い、防寒対策を行うことが効果的です。
また、夜間に気温が下がると凍結しやすくなるため、蛇口を少し開けて水を細く流し続けるのも一つの方法です。
これにより、水の動きがあることで凍結を防ぐことができるでしょう。
水道管の水漏れのご相談は、鹿児島水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、屋外の水道管の水漏れについて、主な原因や修理方法、修理費用の目安、さらには水漏れを未然に防ぐための対策について詳しく解説しました。
鹿児島水道サービスでは、水道管の水漏れをはじめ、あらゆる水まわりのトラブルに対応しています。
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