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2025.1.31

【氷点下で水道管が凍結?】自宅で見られる症状や防止策をプロが解説!

水道管が凍結したかもしれない

水道管凍結の予防策や対処法について知りたい

特に豪雪地帯などに住んでいる方の中には、このような悩みを抱えている方も多いのでは無いでしょうか。

水道管は、自宅の内部や外部の複数箇所に設置されており、外気温が氷点下となった場合は凍結してしまう恐れがあります。

そこで今回は、水道管が凍結した場合の対処法や予防策、凍結しやすい水道管の場所などについてご紹介します。

水道管はなぜ凍結する?

まずはじめに、水道管が凍結する理由についてご紹介します。

水道管が凍結する主な原因は、外気温が氷点下に達した際に管内の水が凍りはじめ、体積が膨張してしまうことにあります。

特に夜間や早朝など気温が急激に下がる時間帯に、外気にさらされている水道管内の水が凍結しやすくなります。

また、近年では寒暖差の大きい地域が増え、冬場でも日中は温暖だが夜間に急激に冷え込むケースも少なくありません。

こうした環境下で十分な保温対策が施されていないと、外気温が下がるに従い水道管の表面温度も低下し、内部の水が凍結するリスクが高まります。

具体的な水道管凍結防止の手順と方法

ここでは、具体的な水道管凍結防止の手順と方法について、以下の3つをご紹介します。

1, 保温材を使用する
2, 水抜き栓の設置
3, 水を流し続ける

 

① 保温材を使用する

具体的な水道管凍結防止の手順と方法の1つ目は「保温材を使用すること」です。

保温材は配管に直接巻き付けるだけでなく、結束バンドやテープなどでしっかり固定することが重要です。

素材はガラスウールや発泡スチロールなどが一般的ですが、近年は簡単に取り付けられる専用パイプカバーも販売されています。

保温材を設置する際には隙間ができないように意識し、継ぎ目部分や分岐部もしっかり覆うようにしましょう。

特に気温が氷点下まで下がる地域では、長期間使用して古くなった保温材が破れたり劣化していたりすると、凍結防止効果が低下しやすいため、冬の到来前に状態を確認し必要に応じて交換することが大切です。

 

② 水抜き栓の設置

2つ目は「水抜き栓の設置」です。

寒冷地で多く見られる水抜き栓は、水道管内に残った水を排水することで、夜間や外出時に管内が氷点下の環境下に置かれても凍るリスクを大幅に軽減してくれます。

設置されている住宅であれば、就寝前や長時間自宅を空ける前に水抜き作業を行う習慣をつけると安心です。

操作自体は比較的シンプルで、水抜き栓を開くと管内の水が排水口へ流れ出して空になる仕組みになっています。

ただ、地域や住宅の構造によっては取り付け場所や方法に違いがあるため、不安がある場合は専門業者に相談すると良いでしょう。

 

③ 水を流し続ける

3つ目は「水を流し続けること」です。

夜間など寒さが厳しい時間帯に少量の水を流し続ける方法は、比較的手軽に行える凍結対策として知られています。

水が絶えず流れることで管内に静止水がなくなり、氷点下の外気温でも水道管の水が凍結しにくくなるのが大きなメリットです。

ただし、長時間水を出しっぱなしにするため水道料金が増加する可能性があるほか、万が一の漏水があれば被害が大きくなるリスクもあります。

そのため、あくまで緊急的・短期的な対策として取り入れるのがおすすめです。

凍結しやすい水道管の場所

次に、凍結しやすい水道管の場所について、以下の5つをご紹介します。

1, 北向きの配管
2, 屋外の蛇口まわり
3, 軒下や軒先の配管
4, 外壁に近い配管(屋内)
5, 断熱材が不十分な場所(屋内)

 

① 北向きの配管

凍結しやすい水道管の場所の1つ目は「北向きの配管」です。

北向きに設置された配管は日光がほとんど当たらないため、他の方角に比べて気温が上昇しづらいのが特徴です。

特に早朝や夜間は氷点下まで冷え込むことが多く、保温対策を怠ると配管内部で水が凍結しやすくなります。

さらに、北風が強い地域では風による冷却効果も加わり、一層凍結リスクが高まります。

そのため、北側の配管には厚めの保温材を使用し、隙間なく覆うように注意するとともに、水抜き栓をこまめに活用するなど対策を徹底することが望ましいでしょう。

 

② 屋外の蛇口まわり

2つ目は「屋外の蛇口まわり」です。

屋外に設置された蛇口は、外気に直接触れるうえに遮蔽物も少ないため、凍結リスクが極めて高い場所のひとつです。

特に冬場は冷たい風や雪があたりやすく、気温が急激に下がる夜間には凍結や破裂を起こしやすくなります。

対策としては、蛇口周辺に専用のカバーを取り付けたり、断熱材をしっかり巻いたりして冷気との接触をできるだけ抑えることが重要です。

もし長期間使用しないのであれば、水抜き栓を使って管内の水を抜いてしまうなど、ひと手間かけることで大きなトラブルを避けられます。

 

③ 軒下や軒先の配管

3つ目は「軒下や軒先の配管」です。

一見すると屋根の下で守られているイメージのある軒下や軒先ですが、実際には風が吹き抜けやすい構造であることが多く、雪や冷たい外気が入り込みやすい場所でもあります。

配管が長時間低温にさらされると、寒波が来たタイミングで一気に凍結する可能性が高まります。

対策としては、周辺の隙間を埋めるか、保温材をしっかり巻きつけて、風や雪が直接当たらないようにすることが重要です。

また、万が一破裂した場合に備え、水道メーターの元栓や緊急連絡先などを事前に確認しておくといった備えも役立ちます。

 

④ 外壁に近い配管(屋内)

4つ目は「外壁に近い配管(屋内)」です。

屋内であっても、外壁と接する位置にある配管は冷気が伝わりやすいため、断熱が不十分だと凍結しやすいのが実情です。

例えばキッチンのシンク下や洗面台など、外壁に接する箇所に配管や蛇口がある場合、冬場になると水の出が悪くなったり、気温が一気に下がると凍結してしまったりすることがあります。

こういった場所では、扉を少し開けて室内の暖かい空気を取り込んだり、専用のヒーターや保温テープを利用して冷気の侵入を防いだりといった対策が効果的です。

 

⑤ 断熱材が不十分な場所(屋内)

5つ目は「断熱材が不十分な場所(屋内)」です。

古い家屋や増改築を繰り返した建物などでは、断熱材そのものが劣化していたり、増設部分で配管に十分な保温が施されていない場合があります。

こうした不十分な断熱状態が続くと、外気温が一気に下がった際に配管内部の水が凍りやすくなります。

住まい全体の断熱改修を行うのが理想ですが、コスト面で難しい場合は、部分的に保温材を追加したり、凍結が懸念される箇所へ保温テープを巻いたりする対応だけでも凍結リスクを軽減できます。

将来的にリフォームを検討しているのであれば、配管回りの断熱補強も同時に行うとより安心です。

水道管が凍結した際の対処法

最後に、水道管が凍結した際の対処法について、以下の3つをご紹介します。

1, 全ての蛇口を閉める
2, タオルを巻きつけてお湯をかける
3, 水道業者に連絡する

 

① 全ての蛇口を閉める

水道管が凍結した際の対処法の1つ目は「全ての蛇口を閉める」です。

水道管が凍結している状態で蛇口が開いていると、解凍された水が突然勢いよく噴き出し、家屋内に被害をもたらすことがあります。

まずは素早く蛇口を閉め、水漏れが起きていないか確認することが重要です。

メーターや配管の目視点検を行い、少しでも異常があれば早急に元栓を閉めましょう。

 

② タオルを巻きつけてお湯をかける

2つ目は「タオルを巻きつけてお湯をかけること」です。

凍結箇所に直接高温のお湯をかけると、急激な温度変化によって配管が破損するリスクが高まります。

そこで、まずタオルで保温材のように凍結部分を覆い、その上からぬるま湯をゆっくりとかけるのがおすすめです。

徐々に温めることで管内の氷が解けやすくなり、破裂事故を防ぐことができます。

 

③ 水道業者に連絡する

3つ目は「水道業者に連絡すること」です。

自力で解凍できない場合や、凍結によって水道管が破裂している疑いがある場合は、速やかに水道業者へ連絡しましょう。

専門家であれば凍結している箇所を正確に特定し、適切な処置を施すことが可能です。

費用はかかりますが、二次被害を最小限に抑えるためにも早めのプロ対応が賢明です。

水道に関するトラブルは鹿児島水道サービスへ

いかがでしたでしょうか。

今回は、水道管が凍結した場合の対処法や予防策、凍結しやすい水道管の場所などについてご紹介しました。

また、鹿児島水道サービスでは、水道凍結をはじめとするあらゆる水トラブルのご相談を受け付けています。

自宅で水トラブルにお困りの際は、ぜひお気軽にご連絡ください。