
「水道管が破裂することってあるの? 」
「破裂した時の水道代はどうなる?」
水道管に関するトラブルにおいて、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
水道管が破裂すると、多量の水が漏れ出すだけでなく、水道代の急激な増加や建物への被害、さらには近隣への影響など、さまざまなトラブルが重なって発生する可能性があります。
普段はあまり意識しない水道管ですが、一度破裂してしまうと生活に大きな支障が出るうえ、修理費や水道代の請求に頭を抱えるケースも珍しくありません。
そこで今回は、水道管が破裂する原因やトラブルが起きた際の水道代負担の仕組み、各種減免制度、そして緊急時の具体的な対処手順について詳しく解説します。
また、鹿児島水道サービスでは、トイレなどの水まわりのトラブルから、水道の複雑な工事まで、幅広いサポートを行っています。
鹿児島県内で水まわりのトラブルに遭遇した方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
水道管が破裂するのはなぜ?
水道管の破裂は、主に外的要因と内的要因が重なって起こるトラブルです。
まずは、外的要因と内的要因についてご紹介します。
水道管が破裂するのはなぜ?
1.外的要因
2.内的要因
①外的要因
外的要因の代表例としては、寒冷地での凍結が挙げられます。
水道管の内部に残った水が極端な冷え込みで凍結し、体積が膨張して管を押し広げることで亀裂や破裂を引き起こすのです。
特に雪が多い地域や気温が氷点下になる場所では、適切な凍結防止対策を施していないと破裂リスクが高まります。
②内的要因
一方、内的要因としては経年劣化やサビなどが挙げられ、古い建物ほど配管の素材や施工技術が現代と異なることから、物理的に耐久性が低下しているケースが少なくありません。
さらに地震や地盤沈下など、外からの圧力や振動が重なると、老朽化した配管が耐えきれずに破損することもあります。
こうした状態は普段の目視では発見しづらく、定期的な点検が行われないまま放置されると、ある日突然大きな水漏れが発生してしまうのです。
寒冷地でなくても、複数の要因が重なれば破裂は起き得るため、日頃から家屋の配管状況を把握し、違和感や漏水の兆候がないかを注意深く確認しておくことが重要となります。
水道管が破裂した際の水道代は誰が負担する?
水道管が破裂すると、破裂箇所から大量の水が漏れ出すことで水道メーターが大きく回り、通常では考えられないほどの高額な水道料金が請求される場合があります。
このとき、基本的には使用者が水道代を負担する建前になっているため、何も対処しないままでは驚くほど高い料金に直面してしまうことも珍しくありません。
しかし、水道管の破裂箇所が「公設メーターと私設メーターのどちら側にあるか」によって、負担の責任範囲が異なる点を把握しておく必要があります。
たとえば、道路側に設置されている公設メーターより先の部分に破裂があった場合は、水道事業者や自治体が修理費を負担するケースが多いですが、メーター以降の私設管に問題が発生した場合は、原則として所有者や管理者が責任を負う形となるのです。
ただし、実際の運用は自治体によって差があり、賃貸物件であればオーナーと入居者の間で費用負担をどう分配するかが大きな問題となることもあります。
こうしたトラブルを回避するには、物件契約時に配管管理の範囲や修理費用の負担ルールを確認し、万一のときに備えておくことが大切です。
水道管が破裂した際に使える減免制度
水道管が破裂し、通常より大幅に高額な水道料金が請求される恐れがあるときには、自治体や水道事業者が用意している減免制度を利用できる可能性があります。
多くの自治体では、破裂が不可避な自然災害や避けがたい事象による場合、あるいは適切なメンテナンスを行っていたにもかかわらず突発的に起こった場合などに限り、通常よりも大幅に増加した水道料金の一部を減額する取り扱いをしていることがあります。
減免が適用される条件は自治体ごとに異なりますが、「指定業者の修理記録がある」「破裂が発生したら速やかに水道局へ連絡した」「使われた部品や工事の内容が妥当」と認められるなど、一定の書類や報告を求められるのが一般的です。
申請に必要な手続きを踏まないまま放置すると後からの減額が認められないケースがあるため、水道管が破裂した際はできるだけ早く状況を自治体に報告し、修理にかかった費用や実際の工事内容を証明できる書類をそろえておくことが賢明です。
減免制度が適用されれば、思いがけない高額請求を多少なりとも軽減できるため、知っているだけでも金銭的負担を大きく抑えることができるでしょう。
水道管が破裂した際の対処法
水道管が破裂したら、一刻も早く適切な対処を行うことで、被害拡大や水道代の急増を防ぎやすくなります。
以下では、水道管が破裂した際の対処法についてご紹介します。
水道管が破裂した際の対処法
1.元栓を閉める
2.周囲の被害をチェックする
3.水道事業者や管理会社へ連絡する
4.指定の業者を呼んで修理を依頼する
①元栓を閉める
まず第一に行うべきなのは、敷地内もしくは建物内に設置されている元栓(止水栓)を閉めて水の流れを止めることです。
これにより破裂箇所からの水漏れを最小限に抑えられ、水道料金の無駄な上昇や床や壁への二次被害を防ぎやすくなります。
元栓の場所は物件によって異なるため、日頃から位置を把握しておくことが大切です。
②周囲の被害をチェックする
元栓を閉めた後は、破裂によって溢れた水が床下や壁の内側にまで浸透していないか確認します。
とくに木造住宅の場合、水が染み込むとカビや腐食の原因となることも多いため、早期の拭き取りや乾燥が重要です。
また、漏水で電気系統が濡れている恐れがある場合は、感電リスクを避けるため電源の確認やブレーカーの操作にも注意が必要です。
③水道事業者や管理会社へ連絡する
次に、自治体の水道局や建物の管理会社など、配管の管理責任が誰にあるのかを確かめて迅速に連絡します。
賃貸の場合はオーナーや不動産管理会社にまず相談し、指示を仰ぐのが一般的です。
適用される可能性のある減免制度や修理に関する費用負担のルールについてもこの段階で確認しておけば、後々のトラブルを回避しやすくなります。
④指定の業者を呼んで修理を依頼する
最後に、水道局が指定した業者や信頼できる専門業者を手配して修理を進めましょう。
破裂した水道管の場所や状態によっては、配管の一部交換や大掛かりな工事が必要になる可能性もあります。
正式な見積もりを取得し、費用や工事範囲、完成までの日数を確認したうえで合意すれば、修理作業が開始される流れとなります。
破裂した水道管を修理する際の費用相場
水道管が破裂した際の修理費用は、破損箇所の場所や規模、工事の難易度によって大きく変わります。
簡単なパッキン交換や局所的な補修で済む場合は数千円から数万円程度で抑えられることもありますが、配管の老朽化が進んでいるなどで大掛かりな交換が必要となれば、数十万円規模の出費になるケースもあるでしょう。
また、建物内部の配管は床下や壁の中を走っていることが多く、修理の際には内装材の撤去や復旧工事も加わるため、工事費用がさらに上乗せされる可能性があります。
地域によっては水道局が指定した業者以外に頼むことが難しい場合もあるため、自由な価格競争が起こりにくい面もあるのが実情です。
工事内容を明確にし、追加費用の有無を事前に確認してから着工に移ることが大切となります。
また、もし減免制度が適用されるなら、高額な水道代の一部が後日返還されることもあるため、修理費と合わせてトータルの負担を考慮しつつ、早期の対処を行うのが結果的には経済的といえます。
水まわりのトラブルは鹿児島水道サービスへ
いかがでしたでしょうか。
今回は、水道管が破裂する原因やトラブルが起きた際の水道代負担の仕組み、各種減免制度、そして緊急時の具体的な対処手順などを解説しました。
水道管の破裂は、気温の低い寒冷地や古い建物で起こりやすいトラブルですが、突発的な事故や災害が原因で予想外のタイミングで発生することもあり、気づいたときには大量の水漏れと高額な水道代に直面するリスクがあります。
破裂した場所がメーターのどちら側かによって負担の範囲が変わるほか、自治体の減免制度を活用することで思いがけない出費を抑えられる可能性もあるため、被害を最小限にとどめるには落ち着いた対応が求められます。
いざというときには適切な手続きと修理対応ができるよう備えておくことが、突然の水道管破裂トラブルから身と財布を守る鍵となるでしょう。
もし水道業者に修理等を依頼する際は、水道工事や専門的な作業が伴う可能性があるため、豊富な知識や実績を持つ「水道局指定業者」を選ぶと良いでしょう。
また、鹿児島水道サービスも、水道局指定業者として鹿児島県内のエリアを対象にサービスを提供しているので、トラブルに遭遇した際にはぜひお気軽にお問い合わせください!